茨城大学 全学教職センター

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教員養成支援の取り組み

教育学部では、教師を目指す人のために、1年次から、さまざまな教育実習を通じて、学校の現場を知り、そこで教えるとはどういうことかを学びます、実際の教育現場を体験することにより、学年を追うごとに各自のイメージする「将来の教師像」を形づくる手助けをします。

教員養成支援部門では、教育実習の事前・事中・事後にわたって学生のみなさんの支援をします。具体的には、教育実習の企画・運営・指導を司る学内組織である「教育実習委員会」に所属して、教育実習全体の企画に携わり、附属学校をはじめとする実習校との連絡・調整を行い、学内や学外(学校現地)での活動支援・指導にあたります。

【「教育実習」に行く前に…(1・2年次)】

教員養成支援部門イメージ 1年次では「教育実践研究」、2年次では「教育実地研究入門」という授業(実習)を行っています。いずれも、学校現地における参観・観察を中心とする体験授業で、3年次以降における教育実習の事前指導と位置づけています。

入学以前は児童・生徒の立場から「学校」を体験してきましたが、まずは客観的な立場から、学校を、学校の先生のお仕事を、児童・生徒のみなさんの様子を参観・観察し、「学校とはどういうところか」「学校ではどのようなことを行っているのか」「先生はどのような仕事をするのか」「子どもたちはどのように過ごしているのか」などを理解していきます。

教員養成支援部門では、これらの授業(実習)の全体計画を立案し運営しています。現地における参観・観察(学校訪問)のコーディネート、学内での講義部分に関わっていただく実地指導講師(現職の先生や、経験者)との連絡・調整、直接の指導・支援を行います。

【本格的な教育実習(3・4年次)】

教員養成支援部門イメージ 課程・コース等ごとに設定される教育実習は異なりますが、おおむねどの課程・コースにおいても、3年次では附属学校において、4年次では協力校(公立小・中・高等学校で、本学の教育実習に協力し実習生を受け入れていただく学校)や学生のみなさんの出身校において、本格的な授業実習を行います。2週間から3週間学校に「勤務」し、各学校の先生方にご指導いただきながら、各教科の授業実習や、授業外における児童・生徒指導、学級経営・学級事務などの仕事を体験していきます。授業(実習)科目名は「○○教育実地研究」です。

教員養成支援部門では、「教育実習委員会」における教育実習運営のための事務的な手続き、例えば全学生の希望に基づく実習校の割り当て・ふりわけや、各学校との連絡・調整などを支援しています。また、特に当センターにおける模擬授業室および教材教具作成室の設備によって、教育実習の事前(直前)準備などの場と機会を提供します。実習期間中にも大学にもどって準備等の活動ができるよう支援していきます。また「教育実習委員会」における各実習ごとの担当部門と協力しながら、事後指導の企画・運営にあたります。

主な活動

2015/12/18 平成27年度 「ICT活用講習会」を開催しました
2015/12/09 平成27年度 教育学部委託生(後期)による自主研修会を開催しました
2015/06/24 平成27年度 前期委託生が公開自主研修会を開催しました
2014/12/10 平成26年度 後期委託生が公開自主研修会を開催しました
2014/8/25 平成26年度「ICT活用講演会」を開催しました
2014/6/25 平成26年度 前期委託生が公開自主研修会を開催しました
2013/12/11 平成25年度 後期委託生が公開自主研修会を開催しました
2013/10/24 平成25年度 第1回「電子黒板・デジタル教材の活用法に関する講習会―基礎編―」を開催しました
2013/06/19 平成25年度 前期委託生が公開自主研修会を開催しました
2012/12/12 平成24年度 後期委託生が公開自主研修会を開催しました
2012/10/04 「電子黒板・デジタル教材の活用に関する講習会(応用編)」を開催しました
2012/07/31 「電子黒板・デジタル教材の活用に関する講習会(初級編)」を開催しました

講習会・研修会の開催

平成27年度 「ICT活用講習会」を開催しました

  • ICT活用講演会
  • ICT活用講演会
  • ICT活用講演会
  • ICT活用講演会

12月12日(土)の午後、ICT活用講習会を開催しました。

今回は講師として、本年度より情報文化教室に着任された小林祐紀先生にご協力いただきました。小林先生は前年度まで金沢市で小学校教員として活躍されており、特にICTを活用した授業実践を豊富に積み重ねられ、数々の著書、論文、実践報告にまとめてこられました。それらは全国的にも高く評価され高名な実践家のお一人でしたが、幸いにも本年4月より本学准教授にお迎えすることができました。全国的に見て、茨城県、また本学のある水戸市周辺では、まだまだ実践・研究の端緒についたばかりで、先進地に比較すれば大きく遅れをとっているように見受けられます。小林先生は当地のICT教育の発展・深化に大きな力を与えてくださるものと思います。

講習会では、主にタブレット端末を用いた授業実践のあり方について、講話と模擬授業(ワークショップ)を通してご教示いただきました。

講話では、近年の教育実践界におけるICT活用状況にかかわるさまざまな情報をご提示いただくとともに、先生自身の小学校における実践などをVTR(動画資料)を通じてご紹介いただきました。それらを通して、ICTは教育界において今はまだ「特別なもの」であることは否めませんが、黒板、教科書、ノートといったものと同等に、授業の場にあたりまえにあるものとなっていくべきであって、何もICTを活用することそのものが目的なのではなく、ICT「ありき」で授業を考えていくというものでもないこと、またICTは学習者同士の協働学習、今日重視される「アクティブラーニング」の成立にも大きく寄与することが期待されるものであること、などのお考えを提示されました。

そうしたICTの活用に際しては、まずは先生自身がICTのよさを体験し、可能性を肌で感じることが大切であるということから、模擬授業(ワークショップ)形式で参加者が直接タブレット端末(iPad)に触れる機会を設定していただきました。iPadで使用できるアプリ「ロイロノート」を用いて商品のCMを作るという活動で、先生ご自身による小学校での実践を下敷きにしているとのことです。参加者は任意の4人グループを作り、先生が用意されたお菓子、栄養ドリンクなどの商品から好きなものを選んで、そのCMを制作します。実際のCM制作は、相当な予算と時間と機材などをつかって作るものでしょうが、iPad一つで静止画、動画、文字(キャッチコピーなど)を簡単に撮影・入力・編集することができます。参加者ははじめ機材の操作に苦戦していましたが、徐々にわかってくると、楽しそうに夢中になって制作に没頭していました。できあがったものは電子黒板に表示して披露し合いましたが、そうした発表などが即座にできるのも現在のICT機器ならではです。

予定の時間はあっという間に過ぎ、「もっとやりたい」「是非2回目(続き)を」との声もたくさん聞かれました。小林先生からも、これからもどんどん機会を作っていきたい、とのお言葉をいただきました。

小林先生、参加されたみなさん、どうもありがとうございました。

平成27年度 教育学部委託生(後期)による自主研修会を開催しました。

  • 自主研修会
  • 自主研修会
  • 自主研修会
  • 自主研修会
  • 自主研修会

― 音楽・技術・教育相談(アサーション・ディスカッション) 

期日 平成27年12月9日(水)
会場 模擬授業室

教育学部委託生(後期)による自主研修会は上記の通り開催されました。今回は、音楽、技術の授業と、教育相談のあり方について、それぞれ20分程度の模擬授業を通した提案に基づき、検討が行われました。

音楽の模擬授業では、全員で「翼をください」を合唱した後、歌詞を覚えて歌うためのコツや、高い音を出して歌うためのワンポイント等を、ゲーム感覚で見につけさせる提案がなされました。自分の思いや意図を表現するために、「What、Why、How」を問いながら教材を扱うことの大切さが実感できました。

技術では、ICT機器(電子黒板、デジタル教科書)を用いた「エネルギーの変換・利用と保守点検」の学習が行われました。ブレーカーの漏電遮断機が作動する仕組みをICTを活用しながら学び、同時に身の回りの電気機器のワット数や節電に関心が寄せられる授業展開となりました。インターネット上の動画を紹介しながら、安全に対する意識を啓発することの有効性を楽しく学ぶことができました。

教育相談では、先生のためのアサーション(相手のことも自分のことも大切にするコミュニケーション)が提案されました。相手に誘われたときの断り方を、それぞれ「のび太くん(非主張的な自己表現)」、「ジャイアン(自己中心的な自己表現)」、「しずかちゃん(アサーティブな自己表現)」の三つに分類し、ロールプレイングを交えながら考えていきました。わかりやすく、すぐにでも実践したくなる方法でした。

また、ディスカッションのあり方として「メトロノームディスカッション(論議とその内容を紙に書く作業を、正確に何度も繰り返す)」と、「ワールドカフェ式ディスカッション(特定のテーマについて自由なカフェのように会話をしながらアイディアを深め、新たな発見と共有を行う)」の二つの方法が提示され、実際にグループで課題を決めて話し合いました。問題解決のためのステップが詳細にあり、共通の土台のある話し合い活動や、各教科、道徳、特別活動など、活用の場面が幅広く想定される内容でした。

委託生相互の研修としてのみならず、大学教員、学部・大学院の学生も参加し、意見を交換し合うことができ、とても有意義な時間となりました。

平成27年度 前期委託生が公開自主研修会を開催しました。

  • 授業研究会
  • 授業研究会
  • 授業研究会

6月24日(水)、教育学部委託生(前期)による自主研修会が模擬授業室にて開催されました。今回は小学校における体育の保健分野、中学校社会科(歴史分野)の授業のあり方について、それぞれ30分程度の授業(委託生および学生数名が児童・生徒役として参加する形での模擬授業)を通した提案に基づき、検討が行われました。

体育では、電子黒板を使用した、パワーポイントでのプレゼンテーション形式による授業(小学校4年生、6年生)の提案がされました。「思春期のからだの変化」や「感染病の予防」等について、クイズ形式で児童たちに興味を持たせながら授業を進めることに加え、事前の準備として養護教諭と打ち合わせを行いティームティーチングで授業を行うこと、事後には児童の感想などを学級・学年だより等で紹介し家庭でも話題にできるように工夫することなど、授業内容と連動させた学級経営の方法についても提示されました。

社会(中学校1年生想定)では「文明のおこりと成り立ち」について、神栖市で行われている授業形態である、「パーソナル(個人での意見まとめ)→グループ(集団での話し合い)→クラス(話し合いの結果の発表・共有)→まとめ・振り返り」という授業の流れを実際に体験しました。授業の最初に行われたじゃんけん大会で勝った生徒を計時係に任命したり、話し合い活動の役割(司会・計時・記録・発表等)を明確に決めたりと、常に生徒に役割をもたせて主体的に学習活動を行うことが印象的な授業でした。

実践発表後の研究協議についてもワークショップ形式で行われ、あらかじめ用意された概念シートに、模擬授業に参加し気づいたことを書いた付箋紙を貼り付けて、グループ化して検討する方法により実施されました。授業改善への検討方法としてだけでなく、生徒の学習方法としても活用できる内容でした。

研究協議後は、現職の教員に対し院生や学部生から積極的に質問があり、委託生にとっても学生にとっても有意義な時間となりました。

平成26年度 後期委託生が公開自主研修会を開催しました。

  • 授業研究会
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  • 授業研究会
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12月10日(水)、教育学部委託生(後期)による自主研修会が、模擬授業室にて開催されました。今回は、国語、英語、道徳の授業のあり方について、それぞれ20分程度の授業(委託生および学生数名が児童・生徒役として参加する形での模擬授業)を通した提案に基づき、検討が行われました。

国語では、ICT(タブレットPC、電子黒板、デジタル教科書)を用いた「書くこと」の授業(小学校3年生想定)の一コマが提案されました。資料(写真)から見つけたことを書く活動において、どの学習者にも書きたい事柄が見つかるように、効果的にICTが活用されました。タブレットPCと電子黒板との連携システムを体験することができ、驚きの声も挙がっていました。

英語の授業(中学校2年生想定)はTTで行われ、電話を通じての会話場面が教師によって例示された後、それに基づき、学習者がペアになってオリジナルのスキットを作っていくという活動を中心に展開されました。学習者によって考案されたいろいろなスキットが披露され、楽しさあふれる時間になりました。

道徳(小学校5年生想定)では、「人と人との助け合い」「国際親善」をテーマに、読み物資料を通じてその問題を考えていく授業でした。読み物資料は実話に基づくもので、その場面の状況や世界の情勢などについて、ICTを用いて提示された補助資料によって丁寧な理解を促されたことで、状況を的確におさえ、その場での人々の行動やそれを支える考え方などについて、じっくりと考えを深めていくことができました。

委託生相互の研修ということですが、それぞれの教科に関わる大学教員や学部・大学院学生なども参加し、後の協議の時間も短いながらも充実したものとなりました。

平成26年度「ICT活用講演会」を開催しました。

  • 授業研究会
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  • 授業研究会
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8月25日(月)、附属特別支援学校との共催により、「ICT活用講演会」を開催しました。神奈川大学附属中・高等学校教諭として情報教育に関するご研究に取り組まれ、その成果を数々の御著書を通じて発信しておられる小林道夫先生を講師としてお招きし、まずは「学校でのICT活用について」と題してご講話をいただきました。ICTをめぐる社会・教育の現状、PISA調査の結果等から見えてくること、これからの学校におけるICT活用のあり方など、豊富なご経験等を踏まえて詳しくご教示いただきました。次いで、附属特別支援学校の廣木聡先生より、特別支援教育の現場におけるタブレットPC(iPad)の活用事例をご報告いただきました。同校の児童・生徒たちが、授業や余暇の時間を通じて写真や動画の撮影・再生機能等を活用して楽しく学習・生活している様子を見ながら、特別支援教育の現場における活用の可能性を知ることができました。最後に、小林先生のご指導の下、iPadを利用するワークショップを行いました。写真や動画の撮影、文字入力の仕方など基本操作を確認した上で、 iPad上でよく利用されている「KeyNote」というプレゼンテーションアプリを使って、参加者相互にインタビューをし合い,その人の紹介のページを作ってみようという演習に取り組みました。作業の時間があまり多くとれなかったのは残念でしたが,iPadの使用にあまり慣れていない参加者も,そうした作業を楽しく手軽にできるよさを体感することができたようです。充実した研修会になりました。講師の小林先生に厚く感謝申し上げます。

平成26年度 前期委託生が公開自主研修会を開催しました。

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6月25日(水)2講時、模擬授業室において、教育学部委託生(前期)による自主研修会が行われました。模擬授業を行ったのは、内地留学で音楽教育を研修中の岩渕倫子先生(桜川市立桜川中学校教諭)です。参加者は同じ前期の委託生や音楽教室の大学院生など25名でした。

中学校2年生音楽科「音楽のしくみを分析しよう」という題材での提案授業でした。「聴く視点」を明らかにし、構造の可視化を図ることによって楽曲の特徴を知り、分析的に音楽をとらえながら根拠をもって聴く力を高めることをねらった授業でした。異なる構造の二つの曲を比較し、その違いについてグループで話合いを進めながらそれぞれの特徴をつかむという流れの協同的な学習が展開され、参加者自身がその有効性を実感することができました。構造の可視化を図る場面では電子黒板を活用し、ICT機器の効果的な活用についても研修を深めることができました。

平成25年度 後期委託生が公開自主研修会を開催しました。

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去る12月11日(水)2時限目、模擬授業室において、教育学部委託生(後期)による自主研修会が行われました。模擬授業を行ったのは、内地留学で理科教育を研修中の多賀谷重豊先生(筑西市立養蚕小学校教諭)と正木啓道先生(日立市立櫛形小学校教諭)。参加者は同じ後期の委託生や理科教室の学生及び院生など40名でした。

単元は、小学校6学年理科の「てこのはたらき」。導入では、見た目ではつり合っているように見えるのに同じおもりをのせてもつり合わない不正確なてんびんの事象を提示し、「同じおもりをのせても、つりあわない原因はなんだろうか」という疑問から、学習課題が設定されました。「正確なてんびん」の条件を探って実際に「正確なてんびん」を作ろうとグループで話し合い、試行錯誤しながら実験し、全体で問題を解決していくという主体的な学習が展開されました。生徒役の参加者自身が強い興味・関心をもち、グループのメンバーと協働しながら積極的に活動する活気のある模擬授業となりました。

授業後は「グループづくり」「ワークシート」「板書構成」等についての質疑応答とともに、教材研究の鋭さや授業展開のすばらしさ等、非常に学びの多い提案であったことが感想として述べられました。授業提案者のみならず参加者にとっても、専門教科を越えて学び合う貴重な研修の場となっていました。

平成25年度 第1回「電子黒板・デジタル教材の活用法に関する講習会―基礎編―」を開催しました。

  • 公開自主研修会
  • 公開自主研修会

茨城大学教育学部模擬授業室において、10月24日13時から14時30分まで、教育実践総合センターと学校教育教室の共催により「電子黒板・デジタル教材の活用法に関する講習会―基礎編―」が開催されました。学校教育教室の小川哲哉教授と本センターの岡部千草特任教授が、電子黒板の基本的な使い方やデジタル教材の活用法を分かりやすく解説しました。参加者は、学生12名、大学教員3名、現職教員1名の16名でした。

今回の講習会で用意した電子黒板は、フロントシステムの電子黒板(パナソニック社)と短焦点型プロジェクター型の電子黒板(エプソン社)の2種類でした。電子黒板を使うのは今回が初めてという参加者も多く、その活用法に興味を持っていたようです。デジタル教材としては、小川教授が、光村図書の小学校6年生国語のデジタル教材「『鳥獣戯画』を読む」を取り上げ、デジタル教科書の具体的な使い方を紹介しました。また岡部教授は、東京書籍の小学校2年生国語のデジタル教材「ビーバーの大工事」を使って、文章から想像されるイメージとデジタル教材の動画から受け取る印象の違いを説明しました。

この講習会は昨年度から始まりましたが、まだまだ参加者が少ないようです。デジタル教科書の利用もあまり進んではいません。その理由の一つには、「操作方法や利用のし方が難しいのではないか」という先入観があるように思われます。しかし電子黒板もデジタル教材も、従来の授業方法や教授方法のより有効にするために使われるべき一つの「ツール」に過ぎませんので、気軽に使用してください。センターでは、応用編の講習会を予定しております。電子黒板もデジタル教材も、これからの教育現場では必須のアイテムとなるものと思われますので、大学院生や学部学生の皆さんの積極的な参加を期待します。

平成25年度 前期委託生が公開自主研修会を開催しました。


  • 公開自主研修会
  • 公開自主研修会

去る6月19日(水)2時限目、模擬授業室において、教育学部委託生(前期)による公開自主研修会が行われました。

模擬授業を行ったのは、内地留学で社会科教育を研修中の大和田昌夫先生(水戸市立緑岡中学校教諭)、参加者は同じ前期の委託生や社会科等の学生及び院生など、約50名でした。小学校6学年社会科で「明治時代の大きな変化」という単元での授業提案でした。「明治時代を進んで調べていこうとする思いがもてるようにする」という学習のめあてのもとに、二つの絵を比べて違いを見つけ、「わずか11年間でどうしてこんなに様子が変化したのだろう」という課題設定で展開されました。

授業後は「社会科における言語活動」や「単元構成」等についての説明があったり、板書・文字・個別対応・比較させる手法について等、非常に学びの多い提案であったとの感想が述べられたりしました。授業提案者のみならず、参加者にとっても貴重な研修の場となっていました。

平成24年度 後期委託生が公開自主研修会を開催しました。

  • 公開自主研修会
  • 公開自主研修会

去る12月12日(水)3時限目、模擬授業室において、教育学部委託生(後期)による自主研修会が行われました。模擬授業を行ったのは、内地留学で音楽教育を研修中の大熊直子先生(古河市立古河第二小学校教諭)、参加者は同じ後期の委託生や音楽科の大学院生など、約30名でした。「手拍子のリズムを工夫して楽しもう」という学習のめあてのもと、楽しい音楽活動が展開されました。授業後は、「学力の三要素」や「音楽における言語活動」について等の説明があったり、授業についての感想が述べられたり、貴重な研修の場となっていました。

「電子黒板・デジタル教材の活用に関する講習会(応用編)」を開催しました。

茨城大学教育学部模擬授業室では、教育実践総合センターと学校教育教室との共催により、前期の基礎編(7月31日、8月7日実施)に引き続き、10月4日と11日に応用編の講習会を行いました。今回の応用編では電子黒板やデジタル教材が、授業実践でどのように生かせるのかを明らかにするため、ミニ模擬授業等も行ってICT教育の可能性を探りました。講師の水戸市教育委員会総合教育研究所ICT指導員の中島優子氏には、デジタル教材の紹介と、東京書籍、光村図書、大日本図書から出ているデジタル教科書を実際に使用することで、その長所と短所を分かりやすく解説して頂きました。参加者は、学部学生や大学教員、附属学校教員等を合わせると37名でした。

デジタル教科書には、動画、画像、イラスト、音声などの仕掛けが組み込まれており、写真やグラフの箇所を電子黒板で操作すると、通常の教科書とは違って、動画やグラフがアニメーション的に現れます。こうしたデジタル教科書ならではの仕掛けを有効に使うことで、授業がより立体的に行えるようになります。そうした仕掛けをどのように活用していくかはこれからの重要な課題です。ただ、デジタル教材に頼りすぎず、従来のアナログ的な教え方の優れた点を再確認することもまた必要です。今後、デジタルとアナログを有効に組み合わせた授業実践を研究していくのは大切なことだと思われます。

ミニ模擬授業では、学校教育教室の小川哲哉教授と教育実践総合センターの岡部千草特任教授が、具体的な教材を使ってデジタル教科書の活用法を紹介しました。小川は、光村図書の6年生国語のデジタル教科書教材「『鳥獣戯画』を読む」を取り上げ、デジタル教科書を使った授業と使わない授業との比較検討を行いました。また岡部は、東京書籍の2年生国語のデジタル教科書教材「ビーバーの大工事」を使って、文章から想像されるイメージと動画から受け取られるイメージの違いについて説明を行いました。どちらも、デジタル教科書の興味深い使い方が提案されていました。

本年度から始まった4回にわたる講習会には、初年度にもかかわらず多くの参加者があり、ICT教育に対する関心の高さが明らかになりました。今後一般の教育現場にはICT教育が急速に普及することが予想され、こうした講習会が重要な意味を持ってくるように思われます。講習会では、教員養成段階の学部学生への教育や、現職の先生たちへの実践的な活用法の紹介等の内容が必要になるものと思われます。来年度は、本年度のようなICT教育の導入プログラムだけではなく、優れた授業実践の紹介などを積極的に行い、講習会のさらなる充実を図りたいと思います。

「電子黒板・デジタル教材の活用に関する講習会(初級編)」を開催しました

茨城大学教育学部模擬授業室において、7月31日14時40分より16時10分まで、教育実践総合センターと学校教育教室共催により、第1回「電子黒板・デジタル教材の活用に関する講習会(初級編)」が開催されました。学校教育教授小川哲哉の司会進行で、田中健次教育実践総合センター長のあいさつの後、水戸市教育委員会総合教育研究所ICT指導員の中島優子が電子黒板の特徴や使い方を講習しました。参加者は30名の学部教員、附属学校教員が20名でした。講習内容は水戸市教育委員会が教員向けに行うものと同じでした。

中島氏は電子黒板の特徴として音声・動画で興味を持たせることができる、重要な個所を拡大、マーキングできる、文字と言葉だけでは伝えにくい部分を動画で説明することができるとまとめ、実際に操作してデモンストレーションし、また水戸市内の学校を回った経験から、家庭科で裁縫の授業で使用した例や、保健の授業で手洗いの順番を教えるために教師が制作した教材を実際に示しながら使い方をみせてくれました。その後、参加者はグループに分かれ3種類の電子黒板の操作体験をしました。

用意された電子黒板は、フロントシステムの電子黒板(パナソニック社)、マグネットで黒板に張りつける可搬型(PLUS社)、短焦点型プロジェクター(エプソン社)の3種類でした。教材には、水戸市の地域教材「デジマップ」とデジタル教科書(サンプル版)が用意されました。アンケートを見ると、実際に操作でき電子黒板の利点を感じることができたという意見が多くよせられましたが、参加者に教員が多かったので、実際の授業場面を想定した使い方を見せて欲しい、デジタル教科書をどう使うか知りたいという意見もありました。

なお、今後、学内関係者を中心に初級編を1回、デジタル教科書使用編を2回開催する予定です。

※後期にも以下の日程で講習会を予定しています。
    「電子黒板・デジタル教材の活用法に関する講習会-応用編-」(2回)
    内容:電子黒板を使ったP.P.資料の有効な使い方、デジタル教科書の活用
    ●10月 4日(木)4限(14:40~16:10)
    ●10月11日(木)4限(14:40~16:10)

「教材教具作成室」の運営

ご案内・予定表(準備中)

教育実習支援

ご案内・予定表(準備中)

「模擬授業室」を設置しています

  • 模擬授業室写真
  • 模擬授業室写真

2012年度からのA棟移転に伴い、新たに「模擬授業室」を設置しました。実際の小学校・中学校の普通教室をイメージし、小・中学校用の備品・設備(机・椅子、黒板、ロッカー、掲示板など)を揃えて、教室空間の再現に努めました。

この教室を使って、授業の練習(いわゆる発問や指示、板書などの練習はもちろん、プレゼンテーション機器の使用、机間指導などの練習も)をすることができます。掲示スペースを利用した教室環境整備のシミュレーションなどもできます。

「教材教具作成室」と隣接

教室後方の扉は隣室の「教材教具作成室」に繋がっています。授業において使用する教材(ワークシートなどの配布物や、大判の提示資料など)を制作することができます。

教育(授業)方法の改善・開発のために

  • 模擬授業室写真
  • 模擬授業室写真

また、これからの時代に向けた教育(授業)方法の改善・開発のために、電子黒板・デジタル教材を用いた授業展開のシミュレーションを試みたり、移動式のホワイトボードを用いたグループワークのあり方などについて検討することができます。

模擬授業のモニタリング・記録と考察の機能

模擬授業を参観するための椅子を多数設置することができます。また授業分析室としての機能を備えるため、授業を記録するためのデジタルビデオカメラや、記録データの分析システム(コンピュータ・ソフトウェア)を備えるとともに、それらデータのアーカイブ化を図って、研究の充実に努めていきます。