『茨城大学全学教職センター研究論集』の発刊に向けて
コロナ禍の中、今まで以上に学校を取り巻く状況は多様な様相を呈している。教育現場では一時オンライン授業を余儀なくされたが、それが今後児童生徒のコミュニケーションのあり方にどのような影響を与えるのかは不透明なままである。
このような状況の中で、茨城大学の全学部の教員養成教育に関わっている茨城大学全学教職センターでは、緊急の提言や根源的な教育問題に対する理論的・実践的論究を随時提供するために、研究論集を発刊することになった。
本センターでは、紀要『茨城大学教育実践研究』を毎年11月末に発刊しており、それが2022年では第41号になった。本紀要には、我が国の教育の多様な分野に関わる優れた論文が数多く掲載されてきた。特に教育研究者と実践家の方々との共同研究に関しては、教育現場の多様な課題に対する重要な論究がなされており、優れた教育実践論文が数多く公開されている。ただ本紀要は、年に一回の発刊であり、公募制なので、緊急に必要な教育研究をスピード感とフレキシブルな対応で公開することが十分にできなかった。
そのため、2019年からは全学教職センターのHP上に『茨城大学全学教職センター研究報告』を開設し、2022年度までに数多くのすぐれた学術論文等を掲載することができた。今回の『茨城大学全学教職センター研究論集』は、この研究報告の成果を受け継ぎながら、さらに質的な充実を図りたい。
したがって、本研究論集では、その時々の教育課題に素早く対応できるように、基本的には本センターの企画会議の議を経た依頼論文をベースにしながら、緊急性の高い理論・実践的教育課題に応えられる研究論文等を公開することなる。その内容も、学術論文だけではなく、教育実践報告、教育理論・実践に関する研究書の書評等も掲載することになっている。
(2023年4月1日:研究論集発刊に向けて)
研究論集
■2024年度版 | 研究論集のインデックス |
---|---|
■2023年度版 | 研究論集のインデックス |
研究報告
■2022年度版 | 研究報告のインデックス |
---|---|
■2021年度版 | 研究報告のインデックス |
■2020年度版 | 研究報告のインデックス |
■2019年度版 | 研究報告のインデックス |